毎年開催されている信楽焼の滋賀県陶芸の森で行われる作家さんの陶器市。滋賀県近郊から非常に多くの魅力的な作家さんが出店されるので毎年すごく楽しみなイベントです。作家さんが参加される陶器市・クラフトフェアの中でも大きなイベントだと思います。
今年(2018年)の信楽作家市2018と信楽セラミックアートマーケット2018に参加した後に「ちょっとした失敗」があったので、これから信楽焼の陶器市に来場される方に信楽焼祭りの概要や注意点、私の失敗談などを書いていきます。最後には当店でお取り扱いさせていただいている信楽焼の作家さんについてもご紹介させていただきます。
目次
信楽焼祭り(作家市)は2回ある!?
作家さんが多く集まる信楽焼祭りは春と秋の年に2回あり、
- 信楽作家市 春(5月)
- 信楽セラミック・アート・マーケット 秋(10月)
このように別名で開催されます。
はてな
実はこの2回、例年「滋賀県立陶芸の森」と同じ場所で開催されています。
開催名が違う理由は、主催者が違うからです。
- 信楽作家市(信楽作家市実行委員会)
- セラミック・アート・マーケット(公益財団法人滋賀県陶芸の森)
信楽作家市 春(5月)の概要
- 2018年開催日:5月2日~5日
- 出店作家数:約160人
- 場所:陶芸の森
- 総来場者数:約5万人
- 駐車場:約250台(無料)
信楽セラミック・アート・マーケット 秋(10月)の概要
- 2018年開催日:10月6日~8日
- 出店作家数:約160人
- 場所:陶芸の森
- 総来場者数:不明
- 駐車場:約250台(無料)
駐車場が無料
2つの作家市両方とも同じ会場だから共通して言えるのですが、なんと駐車場が無料です!
陶器市は駐車場代がかかるところが多いので、こういったところは貴重ですしありがたいです。ただし、作家市の会場は山の頂上で開催されるため、一番近い駐車場からでも急な階段を上り下りする必要があります。階段が急で怖いという方は、遠回りにはなりますが頂上まで続くゆるやかな道もあるので、車椅子やベビーカーの方も上り下りの心配はありません。
車でお越しの方に優しい会場なので気に入っています。
レビュー(信楽セラミックアートマーケット)
レビュー談は信楽セラミックアートマーケット2018年に関することで、内容に写真などを交えて解説していきます。
会場の様子
丘の上から写真を撮りました。
階段が〇百段!?ぐらいあるようなとても長い階段だったので、日ごろ運動していない私は足がつる一歩手前でした。
駐車場は常に大渋滞
これは大きな陶器市ではどれにも言えることなのですが、駐車場になかなか入ることができません。
上画像をご覧の通り、丘の上の駐車場を囲うように車が大渋滞しており、聞くところによるとこれが1日中、さらにいうと街中渋滞だらけだそうです。
この渋滞対策は後程書きますね。
失敗談
今まで何度も信楽作家市(信楽セラミックアートマーケット)に参加しているのですが、その中で「3つ」失敗をしてしまいましたのでお話します。
失敗談1、駐車場に入れない!?
私は福井県に住んでいるので、作家市に行くときは信楽町まで高速道路を使って車で向かいます。いつもおおよそ2時間ぐらいで着いています。
初めて信楽作家市に参加したときは、「夕方までやっているみたいだしお昼頃に着くように10時頃に家を出るか~」とのんびり家を出ました。
高速を降りてから結構長い下道を移動するのですが、会場の何キロも離れたところから駐車場待ちの「長蛇の列」......。
極力歩きたくなかった私は別のところに駐車場がないか車でウロウロするも良いところが見つからず、結局従来の場所で空きを待つことにしました。
ウロウロしたのが悪かったのか、結局2時間近く待って入場しました。
よくよく冷静になって考えてみたら、3~4日間の陶器市で総来場者数約5万人という数に対して駐車場が250台という供給オーバーが起きているということ。ならゆっくりと福井をでている場合ではありませんよね...。
「こんなことなら朝早く出ればよかった...(なんなら前乗り)」と大きく後悔をしました。
失敗談2、突然の大雨!?
2017年の作家市だったと思うのですが、元々天気予報では「曇り時々雨」という微妙な天気だったので、
「降っても小雨程度でしょ♪」
という超楽観的思考で当日参加しました。
会場到着時点ですでに若干雨が降っており、しばらくしたら大雨に変わりました。
傘を持ってきていなかった私はどうすることもできず雨に打たれながら各作家の器を見て回りました。
幸い風邪は引きませんでしたが、当日着ていた服はスーツだったため、だいぶ傷んだと思います。
さらに地面が芝生の場所や土の場所があり、さらにさらに「水はけが悪い」ため靴がドロドロのズブズブになり非常に大変な思いをしました。他の方も雨で悲鳴をあげているかたがいましたが、中には「長靴」をはいて悠々と歩いているかたもおり、「準備すげー」と感心していました。
「傘の1本ぐらい車に入れておけばこんなことには~~」
「長靴の1足ぐらい車に入れておけば~~」
とこれまた後悔いたしました。
失敗談3、筋肉の悲鳴...
陶器市に参加する身としておそらく「中級者*」ぐらいにレベルが上がったときに(*中級者は陶器市ごとに大量の器を買う人、と妄想)
「よーし!今日もいっぱい作家さんの器を買うぞ~♪」
と意気込んで信楽作家市に参加したのですが、その時の高揚した気分も相まって想像以上に多くの器を買っていました。
たまたまたくさん買った作家さんに大き目なクラフト素材の手提げ袋をいただいたのですが、量が多く重くなりすぎて袋が決壊寸前に.....!!
長時間持ち歩いていたこともあり、結局持ち手のところが破れてしまい、両腕で抱きかかえるような形で持ち運んでいました。
想像していただければわかると思うのですが、長時間両腕で大量の陶器が入った袋を持ち続けていると筋肉が悲鳴を上げてきます。当日よく落とさずに回れたなと後になって関心していましたが、事前に「大きめのバッグなりカバンなど」を準備をしておけばこんなことにはなりませんでした。
もし筋肉に限界がきて落としていたら考えたらぞっといたします。
新規取り扱い作家さん
今回の信楽セラミック・アート・マーケットで新たにお取り扱い開始した作家さんがいます。
高橋燎 さん
といいまして、鉄さびのような独特の「燻金」という技法で色合いを出しており、見る角度によって見え方が大きく変わる不思議な器です。会場で一目ぼれしてお声がけさせていただきました。とても謙虚で真面目な若い作家なので応援したくなるようなお方です。
高橋燎さん専用ページもできているので、ご興味があれば是非ご覧ください。
信楽作家市で失敗しないために
信楽作家市で失敗しないために!
- 車で来る方は早めに到着するように来る
- 傘・長靴は必ず持ってくる
- 大きめのカバンを用意しておく
どれも事前の準備で対策できることですよね!
毎年大賑わいの素敵な作家さんがたくさん出店されている信楽焼の作家市。参加される方々が少しでも「失敗した~」とならないためにこの記事がお役に立てれば光栄です。最後までご覧いただきありがとうございました。